2017/08/17

テーマ:ご挨拶

経営者ブログはじめました

介護業界に足を踏み入れてから10年が経つ(会社設立の準備期間含む)。一都三県を商圏とする小さな会社ではあるが、人材を派遣・紹介してきた介護施設や病院数は延べにして2,000近くに上る。いろんなトラブルを処理して来た自負もあり、介護・看護職が抱える職場の悩みやクライアントである介護施設・病院の採用・育成面での課題に少しはアドバイスできる立場になって来たのではないかと感じている。

 

しかしながら、介護業界全体としては増え続ける求人数に対して求職者の数は全く追いついておらず、人事施策で成功している介護施設・病院の数はその総数に比べて圧倒的に少ないのが実態である。しかも財源が限られていることから、そこで営利目的に動く人材派遣・紹介会社が(無駄に採用コストが掛かると)批判の目に晒されることは思いのほか多い。誤解も多分に含まれているが、業界としての離職率が高止まりしている以上は謗りを免れないと冷静に受け止めている。

 

介護業界における人材会社のあるべき姿は、求人している介護施設・病院に介護・看護職を派遣・紹介するだけでなく、お互いにとって納得のいく雇用関係(正社員、派遣、どちらの働き方が正しい間違っているという単純な話では決してない)や職場環境を作り出せるよう両者の間を取り持ち、そして定着する(離職率が下がる)よう支援して行くことだと考えている 。ただし、我々が相手の状況をわかった気になってそれぞれにアドバイスを送ったとしても、それらはなかなか理解してもらい難い。相手にとっては不快であったのだろうと後々気付かされることは、人材ビジネスに従事している者であれば恐らくは誰しもが経験しているのではないだろうか。

 

コミュニケーションはどちらか一方の働き掛けだけで成り立つものではないが、そもそも相手をわかった気になってしまった時点で疎かになり易い。我々も相手の全てまではわかっていないし、相手にも我々の全てまではわかってもらえていない。多様性社会と言われる今の時代、わかりあえていないことを前提として、常に相手に関心を持ち続け、また関心を持ってもらえるよう働き掛け続けることが大事と考える。自社や介護現場における人間関係もきっと似たところがあるに違いない。「わかりあえないことから始めてみよう」。そんな思いが募って始めるブログであり題名である。

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